JOURNALジャーナル

2022.01.24

春日山原始林①

皆様、こんにちは
今年もよろしくお願い致します。

早速ですが、地元、奈良にある「春日山原始林」の保全活動に協力させて頂くことになりました。

奈良には、ご存じの通り、古くは平城京があり、日本の都として栄え、その時代に建てられた寺社仏閣など、歴史的な史跡も数多く残されています。

奈良市の中心から少し東に行ったところに春日大社があるのですが、その神山としてあるのが御蓋山(みかさ山)で、その背後に稜線を描いているのが春日山原始林とよばれる一帯です。

春日山原始林①

ここは古くから神域とされ、平安時代に狩猟伐採が禁じられ、千数百年にわたって大切に守られてきました。

シイやカシなどの常緑広葉樹が主体の森で、上から見るとブロッコリーのようにモクモクとした木で覆われています。このような森は、常緑の葉が太陽に照らされて輝いてみえることから照葉樹林と言われ、 都市近郊にまとまった範囲でこの様な森があるのは大変珍しく、国の天然記念物に指定されています。

春日山原始林①

また、かつて平城京が置かれていた奈良市一帯にある文化遺産は、「古都奈良の文化財」として世界遺産にも登録されているのですが、「春日山原始林」も、古くから信仰の対象とされてきた背景などが評価されユネスコ世界遺産にも登録されています。

しかし、この原生の森が衰退する危機にあるというので、実際に行ってお話を伺ってきました。
その内容については、次回ご紹介いたします。

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